帰り際に偏執的な電話をうっかり取ってしまう。
漫画の新刊が欲しいという内容なのだが、その漫画は数年前に連載が終わってしまってもう新刊がでる予定はありません。
そのことを何回説明しても分かってもらえない。
ちょっとナニなお客なのです。
その既刊も絶版で入手不可能なのですが、それを手に入れたいのだが何とかしてもらえないかとか。
ついうっかり古本屋にならあるかもしれませんねえ、とか言ってしまったものだから今度は古本屋を紹介してくれと。
意思の疎通できない不毛な会話が延々と繰り返されたわけなのですが、邪険にするわけにもいかないけど段々声が愛想なくなっていくんですよね。


このお客さん定期購読もしている常連の客なのです。
で、電話もよくかけてくる。
「○○(雑誌の名前)でお世話になっているっていったら僕誰だか分かりますよね?」とか言われるとぞわっとして「分かりません」と切ってしまいたくなるのです。
うちをテレクラかなんかと勘違いしているのか。
店長なんかはあしらいもうまいのだが、私はまだまだだわねえ。
若いバイトの女の子でも出ようものなら嬉々として話をループさせる。


こういう困ったちゃんは一体どうしたらいいのでしょうか。
誰か教えてください。