連休のラストはなんとなく読書三昧。

黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (上) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)

黒と茶の幻想 (下) (講談社文庫)

恩田陸とは同年代である。読み終えて解説(文庫版の)を読んだところまさに私と同じ想いが書かれてあったので、ちょっとその言葉を借りると「世代の共通体験」なのである。
特に本書は登場人物たちも同年代の4人。
決してこの登場人物たちたりえない私であるが、読んでいる間はまさにその語っている彼らであった。
もっともっとと美しい謎を求めて、読み終えるのが惜しかったよ。


余談であるが、本書にちょっと出てくる「森は生きている」に引っかかった。
何かすごい恐い話というイメージがあるのだ。検索してみたところ、ロシアの児童書でそんな恐い話ではなさそう。いわゆる「少年少女文学全集」の類で(ン十年前に)読んだと思うので、同じ本に入っているほかの話が恐かったのか?
調べているうちに「町から来た少女」とか「村から来た少年」とか訳の分からないキーワードが引っかかってきて、しばし心は「少年少女文学全集」を愛読していた少女の頃に戻っていた。
これが「世代の共通体験」なのか。


図書室の海 (新潮文庫)

図書室の海 (新潮文庫)

なんとなく勢いで再読。
長編の予告編集という感じで、これだけではよく分からん話が多い。


探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)

探偵は吹雪の果てに (ハヤカワ文庫 JA)

就寝前に読み始めた本書が面白くて、ついつい夜更けまで読んでしまった。
なんで2年間も積んでおいたんだろう。
ラストがなんだかぎゅうぎゅうした印象。


目が冴えてしまって、よく眠れそうな本を手に取るが眠れず。
明日からの仕事がつらそうだぁ。