配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)

配達あかずきん (ミステリ・フロンティア)

書店内で起きるちょっとした謎を店員の女性二人が解いていくという趣向。書店内の仕事とか出来事とかは非常に興味深い。共感できるところや、え、そうなの?てなところが多々あって。ただ、謎解きと言う部分で言えば、「推理」というよりもすでにある結論に向けて話を持っていったという感じがするなあ。


書店員ブームだそうな。これとか番子さんとかそうかもしれない。
だが、誰か現場でブームを感じたことはありますか・・・?




東京バンドワゴン

東京バンドワゴン

こちらは古書店が舞台。
堀田家っていい。4世代が住む大所帯なのだが、頑固おやじ(じじい?)の勘一やら金髪のロッカー我南人(60歳)やら、シングルマザー藍子やら実は愛人の子の青。他みんなみんな一人一人が非常にいいキャラ。そしてそのみんなが集まる「堀田家」。
いろいろな謎を解きながら季節は過ぎていく。
良くも悪くもホームドラマ。読後感良し。




いつもの朝に

いつもの朝に

容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の兄と、兄とは正反対で何をやらせても落ちこぼれの弟。二人はあるきっかけで恐ろしい出生の秘密を知ってしまう…。

非常に読みやすくぐいぐいぐいぐい読み進む。
これもある意味「家族ドラマ」なのかな?
なんだかツボに入ってしまって途中から涙が止まらない。気持ちよく泣かせてもらった。
ああ、マザコンの息子っていいなー。


しかし、優太くん、○の骨折れなくて良かったね。