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ねこのばば しゃばけシリーズ 3 (新潮文庫)

ねこのばば しゃばけシリーズ 3 (新潮文庫)

若だんなシリーズの第3弾。
今回は佐助の話が語られる。あの話にはだまされたよ、うん。
それはさておき、佐助は犬神だけあって尽くすタイプ(?)。
いいなあ。
佐助に甘甘甘甘に甘やかされたい。




メリーゴーランド (新潮文庫)

メリーゴーランド (新潮文庫)

気楽なお役所づとめのはずが、「超赤字テーマパーク」を立て直すことになった主人公。
笑って怒ってそしてしんみり。
これでもかと繰り出されるデフォルメされた登場人物。
ラストはきれいだがほろ苦い。荻原浩らしい1冊。
ちょっと物足りないけどね。もっと、もっと、と求めてしまう荻原浩なのである。




クレオパトラの夢 (双葉文庫)

クレオパトラの夢 (双葉文庫)

「メイズ」の続編ということなのだが、いかんせんメイズについては「豆腐」というキーワード以外思い出せない。
でもこの作品を読むのに何の支障もなかったので、これだけ読んでも無問題だと思う。
オネエ言葉に「精悍、端正、酷薄」な顔立ち。黒づくめの服装そしてバイセクシュアル。
強烈なキャラの恵弥だが嫌味さはない。
恩田さんのうまさで話もぐいぐいサスペンスフルに読ませるのだが、読み終わってふと気がつくと恵弥というキャラクターしか覚えていないという・・・。
どんな話やったっけ。というのは大げさだがそんな感じ。
とりあえず「メイズ」読み直すかな。




コンタクト・ゾーン 上 (文春文庫)

コンタクト・ゾーン 上 (文春文庫)

上下巻。
ノンキャリ公務員の真央子、買い物依存症の祝子、不倫の恋に悩むOLありさの3人組は、バカンス先のバヤン・リゾートで、テオマバル国の内乱に巻き込まれる。ゲリラの手に落ちた島で、虐殺を逃げ延び、彼女たちは生き残れるのか……?」
面倒になったのでコピペで失礼。
冒頭の女たちのあまりな傍若無人なおバカぶりに大層イライラしたものの、その後の展開にはぐいぐい引き込まれる。
サバイバルって大事だなー。何とかしておくべきかな。
面白かったのだが、3人の女誰にも共感できなかったのがちょっとナニ。
だってみんな強いんだもの。いろんな意味で。
そしてつい途中で見てしまった解説に、結末は真央子どうして祝子はどうしてありさはどうなった、ということが書いてあって非常に興ざめ。要注意。