文春文庫・徳間文庫・角川ホラー文庫など発売。

くさいはうまい (文春文庫)

くさいはうまい (文春文庫)

昨今の「かもし」(マイ)ブームより醗酵した臭いものが妙に気になる。
「行間から怪しい香りが漂ってきて、あなたをめくるめく世界へ誘いますぞ」とのことでちょっと気になる1冊。


遅ればせながら、夏の文庫フェアを並べ終える。
ふぅ〜、疲れたー。
並べるの好きなんだけど、今年は陳列場所が(更に)狭くなって特に集英社にはかわいそうなことになってしまったよ。
まあ、それぞれ、それなりにいつもと同じようなラインアップ。
集英社の景品のブックマーク可愛いねえ。ハチクロのやつがほしいのに出てくるのは蒼井優ちゃんばかりで。(ハチのやつは手触りで分かるのだ)
角川の宮部みゆきの表紙が志村貴子のイラストに変わっていてステキ。
角川のブックカバーPCからでも応募できるようにならないかしらん。可愛いのだけれども外で使いづらいのが難点か。
新潮のパンダさんは想像よりでかかった。もう一回り小さい方がいいのになあ。
一仕事終えた感じ。



この文庫がすごい!〈2006年版〉

この文庫がすごい!〈2006年版〉

さて昨日の続き。(珍しく本当に続いているよ。後で書くといって書かない率90%超なのに)
この本は嫌いだ。
なぜならこっそり秘密にしておきたい私のお気に入りを晒すから。
昨年度の1位「99%の誘拐 (講談社文庫)」の時もやられた、と思った。大好きな大好きな岡嶋二人。売れてしまって嬉しいような淋しいような。
今年の1位作品はさておき(あまりにもすでに売れているから)、2位の「セント・メリーのリボン (光文社文庫)」これがね。
ある種の切なさを伴わずには語れないこの本。
3月の発売以来私はずーっと平積みにしております。ひっそりとオススメしていた本なのに。
こんなに公にオススメされてしまって、ええ、こうなりゃ売れてしまえ、皆に読まれておいでってなもんである。
9位の「産霊山秘録 (集英社文庫)」これも本当に面白い本なのよ。古いけど。


文庫派の私。このミスとか正直未読本ばかりでナニなのだが、これはああ、そうなの、そうなのよぉと身もだえしながら熟読してしまった。
出ては消えていく文庫たち。
いい本はいつまでも残って欲しいものである。
稲見一良のほかの文庫も復刊してくれないかなあ。


というようなことをつらつら書いていたらPCが固まってしまった。
ふふふん、バックアップ機能があるもんねえと余裕かましていたら、あれ、これだけしか復元してくれないの?そういえば保存容量がどうのとか赤い字で書いてあったなあ。
というわけで、当初の50%減でお送りしております。
はぁ。